コラム

乳がん検診の再受診はどう進める?5つのステップ

乳がん検診で再受診が必要になったら、まずは落ち着いて行動しましょう

乳がん検診の結果、「要精密検査」や「再受診」という通知が届くと、誰もが大きな不安を感じるものです。しかし、再受診は「がんである」という宣告ではなく、あくまで「詳しく調べる必要がある」という段階です。早期発見は大切であり、この通知はあなたの健康を守るための大切なサインです。

ピンクリボン京都は、京都の専門医、NPO、官庁、企業、学生が一体となって行う活動です。本記事では、再受診の通知を受け取った方が、次の行動に移れるよう、手順を解説します。

ステップ1:検査結果の通知内容を正しく把握する

まずは手元にある検診結果を詳しく確認してください。検診結果の区分の意味は、通知の案内でご確認ください。

「再受診」の通知は、画像だけでは判断しきれない影がある場合や、以前の画像と比較して変化が見られる場合にも出されます。過度に恐れず、まずは事実を確認することが第一歩です。

ステップ2:再受診・精密検査の受け方を確認する

精密検査の受診の手順は、通知の案内でご確認ください。受診先について心配な点は、検診を受けた医療機関に相談してください。

ステップ3:精密検査の内容と流れを理解する

再受診の際に行われる主な検査について知っておくと、心の準備が整います。一般的な流れは以下のようになります。

追加の画像検査

検診時の画像では見えにくかった部分を、角度を変えて撮影する「追加撮影マンモグラフィ」や、より詳しくしこりの状態を確認する「超音波(エコー)検査」を行います。ピンクリボン京都は、乳腺超音波技師向けの講習会を開催しています。

細胞診・組織診(針生検)

画像検査でさらに確認が必要な場合、細い針で細胞を吸い取ったり、専用の針で組織の一部を採取したりして、顕微鏡で詳しく調べます。検査の内容や不安な点は、受診する医療機関に相談してください。

ステップ4:日常生活でのセルフチェックを習慣化する

再受診の結果を待つ間、あるいは「異常なし」と診断された後も、自分自身の胸の状態を知っておくことは大切です。ピンクリボン京都は、月に一度の自己チェックを呼びかけています。

  • 見る: 鏡の前で両腕を上げ下げし、ひきつれやくぼみがないか確認します。
  • 触る: 指を揃え、「の」の字を書くように優しく滑らせてしこりを探します。
  • 絞る: 乳首を軽くつまみ、分泌物が出ないかチェックします。

自己チェックを続けましょう。 普段の状態を知っていれば、変化に気づきやすくなります。

ステップ5:セミナーやYouTube配信で情報を得る

ピンクリボン京都は、医師によるセミナーを開催し、YouTubeでも配信しています。

よくある誤解:再受診=がんの末期?

「再受診と言われたら、もう手遅れなのではないか」と誤解される方がいますが、再受診の通知は、詳しく調べる必要があるという意味です。放置してしまうことが最もリスクを高めるため、通知が届いたら早めに行動を起こしましょう。

まとめ

乳がん検診の再受診は、怖いことではありません。それは、自分自身の体と向き合い、未来の健康を大切にするためのステップです。

まずは再受診の予約を入れ、一歩前へ踏み出しましょう。その行動が、あなた自身と、あなたを大切に思う人たちの笑顔を守ることにつながります。

ピンクリボン京都の公式サイトでは、自己チェックの方法を案内しています。また、寄付を受け付けています。

このコラムは、乳がんの検診や受診を考えるきっかけとして、一般的な情報をまとめたものです。医師による診断や治療の代わりにはなりません。気になる症状があるとき、検診や治療について決めるときは、乳腺外科などの医療機関にご相談ください。しこり、分泌物、皮ふの変化、続く痛みなどに気づいたら、次の検診を待たずに受診してください。

関連記事

おすすめ