ピンクリボン京都の願い
乳がんは早期に発見することができれば、治る確率が非常に高い病気です。
しかし、米国においては、75%以上あるマンモグラフィ受診率(*1)が、日本においては、残念ながら、いまだ47.4%に留まっているのが現状です。(*2)
京都においても受診率は低い状況であり、よりいっそうの啓発活動が必要とされています。
ただし、ピンクリボン京都としての活動を始めた平成17年には9.8%だった検診率が、平成20年には15.2%、平成21年には18.6%と前進をとげており、平成22年では検診率20.5%と、全国平均(19.0%)を上回る結果となっております。
(地域保健・健康増進事業報告)
その後、令和元年国民生活基礎調査にて、受診率は44.3%となっています。
京都の専門医、NPO、官庁、企業、学生が一体となって行うピンクリボン京都では「地域協働を拡げ、街全体でのピンクリボン活動を目指し、京都から全国に発信できる取り組みを行う。2025年までに乳がん検診率50%を目指す」ということを目標にしています。
また、乳がん検診率の向上だけでなく、乳がん検診の質の向上にも目を向け、一歩前進できるよう取り組みたいと考えています。
(*1) 50歳以上の米国の女性で、過去2年間にマンモグラフィを受診したことがあると回答した人の割合。
(*2) 国民生活基礎調査(令和元年)