ピンクリボンは、乳がん啓発活動のシンボルです。
ピンクリボンは、乳がん啓発活動のシンボルです。
ピンクリボン活動は、アメリカの乳がん患者の家族が「このような悲劇が繰り返されないように」との願いを込めて始めた「乳がん啓発活動」です。80年代に開始された活動は、今では世界中に広まっています。
女性に限った場合、「がん」の中で乳がんにかかる人が最も多く、
日本においては、20人に1人がかかると言われています。
また、アメリカ、イギリスで乳がんによる死亡率が低下する一方で、
日本の乳がんによる死亡率は上がり続けています。
アメリカでは8人に1人が、イギリスでは6人1人が乳がんにかかると言われています。アメリカでは、行政、市民団体、企業などが乳がんの早期発見を啓発するためのイベントを展開するなど、積極的にピンクリボン活動に取り組んだ結果、乳がんに対する意識が高まって、検診率があがり、90年代をさかいに乳がんによる死亡率が低下しました。日本での乳がんに対する関心や知識はまだまだ低く、気づいたときには進行がんが多いという現状です。日本における乳がん対策は遅れていると言わざるをえません。
乳がんは、働き盛りである30〜50代の人がかかる傾向にある「がん」なのです。
日本では毎年約40,000人の女性が乳がんにかかると推定されています。2004年に乳がんでなくなった人は、10,524人で、その半数が30?50歳代で占められています。20歳を過ぎたら、定期検診を心がける必要があります。
乳がん対策のカギは 早期検診・早期発見・早期治療 しかありません。
残念ながら、現在乳がんにならないようにする予防方法はありません。しかし、早期発見であれば95%の人が治ると言われています。検診による早期発見こそ乳がん対策のカギなのです。
「乳がん検診を当たり前にする」こと。それは、「乳がんで命をおとさないこと」「自分自身を、そして自分の大切な人を思いやること」なのです。